そもそも読書とは・・・みたいなことを書こうと思ったんだけど!

若者の活字回帰へ 名作文学をドラマ化 短編私小説で文豪を身近に
2月13日17時20分配信 産経新聞

 若者を日本文学に引きつけるきっかけになれば-。太宰治や芥川龍之介といった文豪の私小説的な作品をドラマ化し、放送や上映会などさまざまな形で見せていくという企画が進んでいる。まず6本を制作し、15日からTBS系で放送される。企画した大日本印刷メディア・コンテンツ本部の穴沢健郎プロデューサーは「いずれは書籍とも連動させることで、本に親しむ若者が増えてくれたらいい」と願っている。(村上智博)

 この作品は「BUNGO-日本文学シネマ-」というタイトルで、穴沢さんらが2年前に企画。テレビで教養としての文学を取り上げる番組が少なく、若者が文学に親しむ環境が整備されていないと思った穴沢さんは「日本文学の名作を映像化することで、若者の活字離れを食い止めたい」と一念発起。三井物産やエピックレコード、アニメの制作を手がける「アニプレックス」などと製作委員会をつくり、文豪作品のドラマ化に着手した。

 制作スタッフがあらゆる小説を読破した中から選び抜いたのは、いずれも文豪のプライベートな一面がにじみ出た私小説的な短編ばかり。演出には篠原哲雄、熊切和嘉といった実績のある映画監督を起用し、若い女性に人気のイケメン俳優らを主役に30分作品を6本作った。穴沢さんは「原作にある情緒的な雰囲気を損ねないように気を配った」と打ち明ける。

 たとえば、太宰の初恋物語ともいえる「黄金風景」では、冒頭のシーンを青森にある太宰の生家「斜陽館」で撮影するなど、リアリティーを持たせた。プロデューサーを務めた鎌田雄介さんは「劇場での上映などマルチに展開できるよう、質感のある映画っぽい映像にしようと工夫した」と明かす。「テレビドラマでは、スピード感を出すために一つ一つのシーンで細かくカットを割ってつなぐ手法がとられるが、今回はワンカットの長さを長くしようと試みました」

 こうした「挑戦」によって、文豪が原稿用紙と向き合っているときの息づかいまでが伝わってくるような作品に仕上がった。

 「黄金風景」で主演を務めた向井理は「感情の赴くままに生きた人間くさい太宰を表情で語るのに苦労した。当時の空気を感じながら演技したことで、自分の引き出しが増えました」と手応えを感じている様子。「文学は想像をかき立て、知識欲を刺激する。このドラマが、その一歩になってくれたらいい。人生がきっと豊かになります」

 6本は「黄金風景」(太宰治原作、向井理、優香主演)▽「魔術」(芥川龍之介原作、塚本高史主演)▽「檸檬(れもん)」(梶井基次郎原作、佐藤隆太主演)▽「富美子の足」(谷崎潤一郎原作、加藤ローサ主演)▽「高瀬舟」(森鴎外原作、成宮寛貴主演)▽「グッド・バイ」(太宰治原作、山崎まさよし、水川あさみ主演)-で、15~17日、22~24日の深夜にTBS系で放送。BS-TBSでも放送されるほか、大学キャンパス内での上映会や劇場公開も予定されている。
やまざきまさよし!みたい!

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